札南ニュース
第73回卒業証書授与式を挙行しました
3月1日、第73回卒業証書授与式が挙行され、第73期314名に卒業証書が授与されました。今年度は各家庭保護者1名の参列に加えて、式の様子をYouTubeのライブ配信し、卒業生の晴れ姿や札南伝統のパフォーマンス等を多くの方に見ていただきました。
【校長式辞】
コロナ禍による未曽有の危機に直面する中、幾多の困難を乗り越えた前途洋々な三一四名の生徒たちが今、学び舎を巣立とうとしております。本日ここに、令和四年度北海道札幌南高等学校第七三回卒業証書授与式を挙行するにあたり、六華同窓会会長林美香子様、PTA会長高橋亮様を始めとしたご来賓の皆様、そして保護者の方々にご臨席を賜り、我々教職員とともに卒業生の門出を祝していただけますこと、心より感謝申し上げます。
ただ今、卒業証書を授与されました卒業生の皆さん、卒業本当におめでとうございます。また、保護者の皆様には、本校教育活動にご理解ご支援をいただく中、お子様が貴重な高校生活を送り、社会で生きて働く人間力を高め、本日この良き日を迎えられましたこと、心からお祝い申し上げます。
三年前、卒業生の皆さんは本校の狭き門を突破され、それぞれの夢や希望を抱き、入学されてきたことと思います。思い返しますと皆さんは、入学して間もなく休校が続き、例年の一年生とは比較にならないほどの多難に満ちた学年でした。ですから、友人関係を築いたり、高校生活のリズムに慣れるまでにかなりの時間や労力をかけた方も多かったことと思います。そのような逆境の中、生徒の皆さん一人一人が勉学や部活動、学校行事等に前向きに取り組み、かけがえのない仲間とともに、意義深い学校生活を送られたことと感じております。しかし、様々な「学び」を日々体得しつつも、重圧や悩みを抱えられ、ここまで何とか辿り着いた方も少なからずおられると思います。本日は、ここまで皆さんを支えていただいた保護者や恩師、そして友人たちに心から感謝をするとともに、苦難や壁を乗り越えるべく、努力を重ねてきた自分自身を是非褒めてあげてほしいと願うしだいです。
さて、私が皆さんの前でお話しするのは三回目ですが、前回九月には命の大切さについて、そして私が赴任して最初の昨年四月には、「皆さん一人一人が自分の能力を的確に把握することに努め、いかに社会に貢献する人物になるかを考えていただきたい」というお話をさせていただきました。また、「才能豊かな皆さんだからこそ、自分を最大限大切にするとともに、自分ファーストではなく、社会全体を俯瞰し、社会全体の幸福のために行動できる人物となっていただきたい」と加えました。「リーダーたるもの正しくなければならない」。本校HPに掲載させていただいている私の言葉です。ここには、不要な争いごとを引き起こしたり、自分の私利私欲のために動くリーダーであってはならないという私の強い思いがあります。また、ここに示すリーダーとは、会社の社長や政治家、官僚などトップに立つ人のことだけではありません。例えば、その道を極めて人々の生活に光を与える研究者や、社会において周囲の人々に大きく影響を与えることができる人材、そして人の命を支える医療関係者や世の中の秩序を守る法律家も世のリーダーであると考えます。多彩な能力を兼ね備えた卒業生の皆さんには、是非北海道・日本・全世界を幸福に導くことのできる真のグローバルリーダーを目指し、日々精進していただきたい。そして、おごらず謙虚に、周囲への思いやりを忘れずに、当たり前のことを当たり前にできるリーダーとなってくれることを心より祈念するところでございます。
「漫画の神様」と評された手塚治虫は、「人を信じよ。しかし、その百倍も自らを信じよ。」と述べられています。自分を信じて事に当たることの大切さ、そして自分を信じることのできる人間こそが、人を信じられることや人に寛容になれるということを示唆している言葉であると考えます。卒業生の皆さん、北の雄と全国からも高く評価されているこの札幌南高校の卒業生であることに誇りを持ち、自らを信じてください。そして、周囲の方々を信じて協働しつつ、自分と世の人々をウェルビーイングに導くことのできる自分自身であるのだと強く信じて、各方面でご活躍いただきたいと願うところです。
結びになりますが、本日の卒業式を開催するにあたり、保護者の皆様には、本校生徒たちの進路実現を一番に優先させた学校の方針にご理解・ご協力いただきましたことに心より深謝申し上げるところでございます。また、ご臨席を賜りましたご来賓並びに保護者の皆様のなお一層のご多幸を祈念いたしますとともに、今、私の目の前で瞳を輝かせ、凜とした姿を見せてくれております卒業生の益々の発展を大いに期待し、式辞といたします。
令和五年三月一日
北海道札幌南高等学校長 宮 澤 一
2学年進路講演会を開催しました
2月17日(金)、進路希望の実現を目指し、学力向上の土台となる学習力とは何かを理解し、大学受験本番に向けて学習に対する具体的イメージを持って学習に取り組めるようにすることを目に、2年生を対象とした進路講演会を開催しました。
当日は、講師の江原大志さん(株式会社 ベネッセコーポレーション北海道支社)から、「学力向上の土台となる学習力育成の共同研究」での成果を紹介しながら、「学習力」を「学習習慣」「学習方法」「自己調整」「粘り強さ」の4つの要素から分析し、具体例も交えてお話しいただきました。また、学習の動機付けにもつながる「進学先や社会でやりたいこと」を考える際のポイントについても触れていただき、これからの学校生活を大事に過ごすようエールをいただきました。
「東大生・京大生と語る会」を開催しました
2月15日放課後、1,2年生の希望者を対象に「東大生・京大生と語る会」を開催しました。文系と理系の2会場にわかれ、本校を卒業し、東大や京大に進学した8名の先輩から、大学生活や大学での授業内容、高校時代の生活や受験勉強などについてお話しいただきました。終了後も個別相談の列ができ、大学生活や学習方法についての具体的なアドバイスを受けていました。
2月10日(金)インターンシップ報告会を実施しました(1学年)
2月10日(金)「総合的な探究の時間」においてインターンシップに参加した生徒による報告会を行いました。
札南のインターシップは、受け入れ企業の開拓、依頼・調整等を生徒自らが行った上で企業訪問する実践的な取り組みです。今年度は冬期休業中の1月10日~13日の期間に実施しました。
参加生徒は仕事紹介や職業観など、体験した学びをスライドにまとめ発表しました。「仕事のやりがいや苦労について、具体的に伺うことができた。経験することで得られる学びは非常に多い。」「実際に会社を見ることで仕事への理解が深まる。大学生になってもインターシップを経験していきたい。」などと話し、何事も積極的に取り組む大切さを伝えてくれました。
受け入れていただいた9つの団体・企業の皆さまに心よりお礼申し上げます。
さっぽろ雪まつりスノーオブジェコンテスト
2月3日(金)、本校美術部が、第73回さっぽろ雪まつり高文連共催スノーオブジェコンテストに参加してきました。参加にあたり、12月からアイデアを練り、模型を制作し、当日を迎えました。作品は北海道伝統の木彫り “熊と鮭”をヒントに、熊が鮭を喰らうシーンではなく、熊と鮭がご対面するほのぼのとしたワンシーンとなりました。タイトルは「契り-パラダイムシフト」。
残念ながら入賞には至りませんでしたが、楽しく予定どおり制作できたことに部員は満足していました。
大通公園2丁目アート広場にて。
さっぽろ雪まつりは札幌・大通公園ほかを会場に2月11日(土)まで。
〒064-8611
札幌市中央区南18条西6丁目1-1
TEL: 011-521-2311
FAX: 011-521-2316
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